2014年08月31日

私にとっての西表島

長期にわたり、撮影をおこなっていた、西表島の写真集を先日発表することができました。
写真集の詳細は下記になります。
http://www.amazon.co.jp/Various-Colors-IRIOMOTE-ISLAND-%E8%A5%BF%E8%A1%A8%E5%B3%B6/dp/4865620001/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1409490424&sr=1-1&keywords=%E8%A5%BF%E8%A1%A8%E5%B3%B6

まず、思う事は「ほっとした」という気持ちです。約3年間もの間、西表島のことだけ考えていました。これはもはや遠距離恋愛でしょう!
食事の時もそうですが、あらゆる時間を西表島のことで費やしました。聞こえはいいかもしれませんが、写真集にする為の資料も少なく、陸上の風景写真は未開拓なロケーションも多いため、最初の一年間はほぼなにも撮影できない状態でした。当時は焦り、訪島の度、気持ちだけが前に進む状態で、あまり精神的には健全ではなかったと思います。
結果的には、3年目にようやく風景と会話ができ、写真集上梓までこぎつけることができました。

一冊目の写真集「水彩紀」は約1年の撮影期間で仕上げました。これはキヤノンカレンダーの撮りおろし期間が1年だった為、全国行脚を1年で行うというもので、この撮影をとおして、訪れた撮影地では必ず一枚以上、良い作品を仕上げるという意識を持つ事ができました。ただし、全国を対象としているため、業界にいらっしゃる先輩方の資料(写真集がメイン)が比較的豊富なため、精神的なストレスは軽度だったと思います。

2作目の写真集「西表島」は資料が極端に少ないため、被写体と真摯に向き合う精神力を養う事ができました。これは、非常に重要で、既存概念に縛られないロケーションを発見する地力がついたと思います。風景写真で重要な要素としてあげられるものに、ロケーションに対する知識があげられますが、これ以上に重要な要素として挙げられるものに、被写体を見抜く力だと思います。今回の写真集によって、その地力が多少ですが伸びた様に感じます。

次のテーマはまだ決めていませんが、2018年までを目処に写真展を開催したいと考えています。いまから4年後・・・皆さん、忘れないでください(笑)
一歩一歩、風景写真界を前進していく姿は、カメのようにゆっくりですが、確実に進んでいる今を楽しんでいる早見紀章です。

ちなみに、「西表島」の写真展は現在も地方にて開催しております。
お近くを訪れる際には、是非訪ねてください。
posted by kisho at 22:28| Comment(1) | 日記